おはなしの中で ミス・ハニーがマチルダにディラン・トマスの詩を
音楽のように 暗誦するところが とても好きです。
「おとぎの国の中で、馬を乗りまわしながら、
ぐっすりと眠っているわが娘よ、
けっして、けっして、おびえることはない
羊のように白い頭巾をかぶった狼が、
あらあらしく、また、楽しげに、はねたり鳴いたりしながら、
露にぬれたこの年の葉むらの中のねぐらからとびだして、
バラ色の森の中の家で眠るおまえの心臓を食べに来るなんて、
そんなことは、ぜったいにないのだから」
こどももおとなもどなたにもおすすめです。